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ホワイトニングはどのくらいの頻度で受ければいいの?
こんにちは。中央区新富町の審美歯科医院「NK dental TOKYO」院長の堀です。
患者様からよくいただくご質問のひとつに
「ホワイトニングってどのくらいの頻度で受けたらいいんですか?」
というものがあります。
実は、この答えは一人ひとりの生活習慣、食生活、加齢、歯の性質によって大きく異なります。
本記事では、ホワイトニングの適切な頻度を決める要因について、専門的な視点も交えながら詳しく解説していきます。
生活習慣・食生活でホワイトニングの持続期間は変わる
ホワイトニング直後の美しい白さをどのくらい維持できるかは、患者様の日々の生活習慣や飲食の嗜好によって大きく左右されます。
着色が付きやすい飲食物一覧(ステインの原因)
種類 |
主な例 |
---|---|
飲み物 |
コーヒー、紅茶、赤ワイン、ウーロン茶、抹茶、コーラ |
食べ物 |
カレー、ミートソース、ケチャップ、ブルーベリー、チョコレート、醤油 |
その他 |
喫煙、加熱式電子たばこ |
これらに含まれる**ポリフェノールや色素(タンニン、アントシアニンなど)**は、歯の表面にある「ペリクル層」に吸着しやすく、時間とともに沈着していきます。そして次第に内部にまで浸透していってしまいます。
そのため、これらの飲食を頻繁に摂取する方は、3ヶ月〜6ヶ月程度の定期ホワイトニングがおすすめです。
年齢とホワイトニング効果の関係
加齢とともに、ホワイトニングの効果が出やすい方・出にくい方が分かれてきます。
その理由には、歯の構造的な変化が関わっています。
歯の解剖学的な視点から見る変化
歯は外側から順に以下の層構造になっています
-
エナメル質(半透明)
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象牙質(黄色がかった色)
-
歯髄(神経)
若い頃は、エナメル質が厚く透明感もあるため、ホワイトニングによる「白さ」がダイレクトに出やすい一方で、加齢により
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①エナメル質がすり減り薄くなることで、象牙質の色が透けて見えてくる(黄色く見えるようになる)
-
②時間が経つにつれて少しずつ象牙質内への着色が溜まっていく
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③内部着色(加齢性黄ばみ)が進む
これらの変化により、年齢が高くなるほど、ホワイトニングで得られる「白さ」の度合いが穏やかになる傾向があります。
つまり、若い方ほど白さを実感しやすく、年齢を重ねた方は継続的ケアや適切なホワイトニング手法の選択が重要になります。
ホワイトニングの作用機序と仕組みを専門的に解説
ホワイトニングのメカニズムは、「過酸化物(主に過酸化水素や過酸化尿素)」を使用した酸化反応です。
▶︎ 化学反応の仕組み
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ホワイトニング薬剤が歯面に塗布される
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過酸化水素(H₂O₂)が分解され、活性酸素(OHラジカル)を発生
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このラジカルが歯の内部(エナメル質〜象牙質)の色素分子を酸化・分解
-
色素分子が無色・低分子化し、光の透過性が改善され白く見える
▶︎ 表面的な研磨や漂白ではない
ホワイトニングは、歯の表面だけを磨いたり削ったりするものではありません。
歯の内部構造にまで作用し、分子レベルで色素を無色化する点が、クリーニングやステイン除去との大きな違いです。
▶︎ 薬剤の濃度と照射の重要性
NK dental TOKYOでは、安全性と効果のバランスが取れた厳選したホワイトニング薬剤と専用の光照射機を併用。さらに薬剤塗布部位のパウダークリーニングで汚れを取り除いてからホワイトニングを行うことで、よりホワイトニング薬剤が歯に浸透しやすくなります。ホワイトニング前のしみどめ処置に加えて、ホワイトニング後にもしみどめを塗布することで、しみるリスクを極力抑えた施術を全てのホワイトニングメニューに導入しています。
ホワイトニングの効果を長持ちさせる食事と飲み方の工夫
ホワイトニングの白さを長持ちさせるためには、日々のちょっとした食事の工夫や意識がとても大切です。
以下のようなポイントを押さえることで、着色の蓄積を防ぎ、美しい歯をキープしやすくなります。
着色しやすい飲み物の飲み方のコツ
飲み物 |
対策方法 |
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コーヒー・紅茶・赤ワイン |
ストローを使って歯に直接触れにくくする(特に冷たい飲み物に有効) |
温かい飲み物 |
飲んだ後にうがいをする、または水をひと口飲んで洗い流す |
柑橘系ジュース |
酸性のため歯面が軟化しやすく、直後のブラッシングは避ける(30分空けて) |
色素の強い食事の工夫
食べ物 |
工夫 |
---|---|
カレー、ミートソース、ソース系料理 |
白米やパンと一緒に食べ、歯に付着しにくくする |
醤油、ケチャップ |
使いすぎに注意し、食後はうがいや歯磨きを心がける |
チョコレート、ベリー類 |
デザートとして食べる際は、水やお茶で口をリセットする |
食後の「リセット習慣」をつけましょう
-
食事や飲み物の後にうがいまたは水を飲むことで、着色や酸の影響を軽減できます。
-
歯磨きは食後30分以上あけて行うのが理想的(酸性の食事の後は特に注意)。
- 着色リスクの高い食後には、パウダークリーニング(GBT)を定期的に組み合わせることで歯面を守るのもおすすめです。
まとめ:日々の工夫でホワイトニングの美しさをキープ
ホワイトニング後の白さは、日々の「ちょっとした習慣の積み重ね」で大きく変わってきます。
せっかくホワイトニングしたのであれば、少しでも長く維持できるといいですよね
最適なホワイトニング頻度は人それぞれ
「〇ヶ月に一度が正解」というホワイトニングの正解はありません。
それは以下のような個人差があるからです。
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飲食習慣(コーヒー、赤ワインの摂取頻度)
-
喫煙の有無
-
歯の質(エナメル質の厚み・透明感)
-
年齢
-
ご希望の白さ(目標の色)
目安となる頻度
タイプ |
推奨頻度 |
---|---|
着色が強く戻りやすい方 |
3ヶ月に1回 |
比較的安定している方 |
6ヶ月に1回 |
ホワイトニング初回後の維持 |
1年に1〜2回 |
NK dental TOKYOのホワイトニングの特長
NK dental TOKYOでは、これらの個人差をふまえたパーソナライズホワイトニングをご提供しています。
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①歯科医師による歯の状態・色味の診査
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②ご希望やライフスタイルに合わせた最適な薬剤濃度やホワイトニング頻度のご提案
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③必要に応じたパウダークリーニング(GBTクリーニング)との同時施術が可能
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④初回の方には、特別価格で医療ホワイトニングをご提供中
- ⑤ホワイトニング薬剤塗布歯面のパウダークリーニング
- ⑥ホワイトニング前後のしみどめ処置
- ⑦選べる2種類のホワイトニング薬剤
ホワイトニングが初めての方でも、安心してスタートできる環境を整えています。
「どのくらいの頻度でホワイトニングを受けたらいいか分からない」――そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。
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▶︎初回ホワイトニング予約受付中
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▶︎当院のホワイトニングについてさらに詳しくはこちら
https://nk-dental-tokyo.com/menu/whitening.html
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