「痛いクリーニング」は要注意。世界基準の予防システム「GBT」をご存知ですか?|新富町駅2番出口徒歩3分・八丁堀駅A3出口徒歩8分の歯科・審美歯科|NK dental TOKYO

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「痛いクリーニング」は要注意。世界基準の予防システム「GBT」をご存知ですか?

「痛いクリーニング」は要注意。世界基準の予防システム「GBT」をご存知ですか?|新富町駅2番出口徒歩3分・八丁堀駅A3出口徒歩8分の歯科・審美歯科|NK dental TOKYO

はじめに:その「痛み」、本当に我慢が必要ですか?

こんにちは。NK dental TOKYO、院長 堀です。

日々の診療の中で、初診の患者様からよく耳にする言葉があります。 「クリーニングは痛いものだと思っていました」 「ガリガリされる音と振動が苦手で、つい足が遠のいてしまって……」

もし、この記事を読んでいるあなたもそう感じているなら、歯科医師としてどうしてもお伝えしたいことがあります。

「痛みを感じるクリーニング」は、決して当たり前ではありません。 むしろ、その痛みは「歯や歯ぐきへのダメージ」や「取りきれていない汚れ(炎症)」を知らせる警告サインである可能性があるのです。

今日は、当院が導入している世界基準の予防システム「GBT(Guided Biofilm Therapy)」について、そしてなぜそれが従来のクリーニングとは全く別物なのかを共有させていただければと思います。


1. なぜ、従来のクリーニングは「痛い」のか?

従来のクリーニングで痛みを感じる原因。それは単に「歯茎が腫れているから」だけではありません。 実は、施術側の「技術」や「考え方」に、痛みの根本的な原因が潜んでいるケースが多いのが現状です。

「ゴリゴリ落とす=綺麗になる」という誤解

ここが、私が最も患者様に注意していただきたいポイントです。 痛いクリーニングの原因は、もしかしたら、クリーニングに使用する機械のパワーが強すぎたり、その歯科医院が「クリーニングはゴリゴリと力を入れて綺麗にするもの」と認識していることにあるかもしれません。

「汚れをしっかり落とすために、ある程度の強さは必要だ」 そう信じて、超音波スケーラーの出力を上げたり、手用器具で強くこすったりするケースがあります。しかし、これは現代の予防歯科の観点からは大きな間違いです。

強すぎるクリーニングが招くリスク

そのような「ゴリゴリとしたクリーニング」は、歯や歯茎にとって負担が大きくなりすぎます。 もし、痛みを我慢して強いクリーニングを続けてしまうと、汚れが落ちるどころか、取り返しのつかないトラブルの原因になります。

  • 歯茎が下がってしまう(歯肉退縮): 強い刺激を受け続けることで、歯茎が痩せてしまい、歯の根元が露出してしまいます。

  • 知覚過敏が長引いてしまう: エナメル質や露出した根の表面が傷つくことで、水や風がしみる症状が慢性化したり、悪化したりしてしまいます。

「歯を守るためのクリーニングで、歯や歯茎を傷めてしまう」 これでは本末転倒です。だからこそ、NK dental TOKYOでは「歯と歯茎を優しく守るクリーニング」を実践しています。


2. NK dental TOKYOが実践する「GBT」という新常識

当院では、スイスで生まれた最新の予防プロトコル「GBT(Guided Biofilm Therapy)」を導入しています。これは、従来のクリーニングの手順を根底から覆すシステムです。

従来の「歯石取り」との決定的な違い

従来のクリーニングは、最初から超音波振動する金属の器具で「汚れ」を取ろうとします。しかし、歯と歯茎に直接金属の器具を使ってしまうと、歯や歯茎を傷つけてしまうリスクが高くなってしまいます。その結果、『痛いクリーニング』になってしまうのです。

GBTの核となる「パウダークリーニング」

GBTでは、まずバイオフィルムを除去することから始めます。 そこで使用するのが、微細なパウダーと温水をジェット噴射する「エアフロー(パウダークリーニング)」です。

  • 染め出しで「見える化」: まずバイオフィルムを染め出し液で着色し、汚れの場所を明確にします。

  • 優しく吹き飛ばす: 着色された汚れに対して、エアフローでパウダーを吹き付けます。金属が触れないため、「キーン」という音も振動も、痛みもありません。まるで高圧洗浄機で洗車するように、歯を傷つけず汚れだけを一掃します。

必要な部分だけを、最小限に

エアフローでバイオフィルムを完全に除去すると、硬い「歯石」だけが残ります。 GBTでは、この残った歯石だけを、専用の器具でピンポイントに除去します。 汚れの全体像が見えている状態で、必要な部分にだけアプローチするため、歯への侵襲(ダメージ)と痛みを最小限に抑えることができます。
『超音波は歯石がついている部分のみ当てるのが正しいクリーニング方法です。すべての歯を超音波の振動でお掃除する事は避けるべきでしょう。』


3. インプラント、矯正中、詰め物がある方にこそ、GBTが必要です

このGBTシステムは、特にデリケートなケアが必要な方に推奨されています。

  • インプラントの方へ: インプラントは天然歯よりも感染に弱く、金属器具での傷は大敵です。GBTのパウダーなら、インプラント体を傷つけることなく、周囲の細菌を優しく除去し、「インプラント周囲炎」を予防します。

  • 矯正中の方へ: ワイヤーやブラケットの周りは、ブラシが届かず細菌の温床になりがちです。GBTのジェット噴射なら、複雑な矯正器具の隙間まで入り込み、隅々まで清潔に保つことができます。

  • 詰め物や被せ物(セラミック等)がある方へ: せっかく入れた綺麗なセラミックや詰め物も、金属の器具でガリガリこすると表面に細かい傷がついてしまいます。その傷に汚れが入り込むと、そこから再び虫歯(二次カリエス)になるリスクが高まります。 GBTであれば、大切な補綴(ほてつ)物を傷つけることなく、表面を滑沢に保ちながら汚れだけを落とすことができ、治療の予後を長く良好に保てます。


4. 院長のこだわり「予防こそ、最高の健康習慣」

私は常々、「歯科医院は、痛くなってから行く場所ではなく、痛くならないために行く場所でありたい」と考えています。

しかし、その「行くためのハードル」が「クリーニングの痛み」であってはなりません。 だからこそ、NK dental TOKYOでは、世界基準であるGBT認定医院としての設備と技術を整えました。

「エステに来たみたいに気持ちよかった」 「これなら毎月でも通いたい」

そう言って笑顔で帰られる患者様を見るのが、私にとって何よりの喜びです。


5. おわりに:世界基準の予防クリーニングぜひを体験してください

「痛いクリーニング」を我慢して通い続ける必要はありません。 また、「痛いのが嫌だから」と歯科医院から足が遠のいているなら、それはとてももったいないことです。

NK dental TOKYOでは、GBTに基づいた最新のクリーニングで、「痛くない、傷つけない、心地よいメインテナンス」を提供することをお約束します。

あなたの歯は、一生を共にする大切なパートナーです。 傷つけることなく、優しく守り抜くケアを、ぜひ当院で体験してください。

もし、GBTやパウダークリーニングについて疑問があれば、カウンセリングだけでも構いません。いつでも私やスタッフにご相談ください。

あなたのご来院を、心よりお待ちしております。

NK dental TOKYO では 審美歯科・繰り返さない自費むし歯治療・パウダークリーニング・医療ホワイトニングでみなさまのお口の健康を維持するお手伝いをしています。お口の中の状態は人によってそれぞれですが、みなさまに合った最良のご提案をさせていただきます。
一度お口の中をしっかり診査して、将来の健康に目を向けてみませんか?
院長である私がみなさまのお口の健康を守り、しっかりとサポートさせていただきます。

〒104-0041 東京都中央区新富1丁目5−12 エスパシオ 4階

本記事のまとめ

・痛いクリーニングは「効いている」のではなく、「歯や歯茎を傷つけている」警告サインの可能性があります。

・「強くゴリゴリこする」施術は、歯茎下がり(歯肉退縮)や知覚過敏の悪化を招くリスクがあります。

・NK dental TOKYOが導入している「GBT」は、金属器具ではなくパウダーと水流で汚れを落とす、痛みの少ない最新手法です。

・インプラント、矯正器具、セラミックなどの被せ物が入っている方こそ、表面を傷つけないGBTによるケアが不可欠です。

・歯科医院は「痛い場所」ではなく「気持ちいい場所」へ。我慢せず、質の高い予防ケアを選びましょう。

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