
「ハイブリッド」と「e-max」: e-maxが審美歯科で選ばれる理由
こんにちは、NK dental TOKYOの院長、堀です。本日は詰め物や被せ物の材料として使用されることの多い「ハイブリッド」と「e-max」という2つの材料について、その違いとなぜe-maxが歯科の材料として選ばれるのか、解説していきます!
ハイブリッドとは?
ハイブリッドは、レジン(合成樹脂)とセラミックを組み合わせた材料です。その特徴としては以下の点が挙げられます。
- 費用が比較的安価: 他の材料に比べてコストを抑えることができます。保険診療でも選択が可能です。
- 加工しやすい: 柔軟性があるため、調整が比較的容易です。
- 耐久性は劣る: 長期間の使用において摩耗や変色が起こりやすいです。
- 硬さ: 約200MPa程度の硬さを持ちますが、強度面ではセラミックには劣ります。
ただし、ハイブリッドは長期間使用すると劣化が進み、変色や接着部分の破損が目立つことがあります。また時間経過とともにむし歯になるリスクが高くなってしまいます。そのため、審美性や耐久性を重視する場合には限界があると言えるでしょう。
安価ではありますが、総合的に判断するとあまりお勧めはできません。
e-maxとは?
e-maxは、リチウムディシリケートガラスセラミックという非常に高性能なセラミック材料で作られています。この材料は近年、審美歯科の分野で急速に人気を集めています。その理由を以下に挙げます。
- 審美性の高さ
e-maxは自然な歯の透明感を再現することが可能です。そのため、見た目の美しさを重視する患者様に最適です。 - 高い強度
リチウムディシリケートは非常に高い強度を持ち、破損のリスクが少ないため、奥歯の被せ物や詰め物にも適しています。 - 硬さ
約500MPaという非常に高い硬さを持ち、咀嚼や負荷に対しても優れた耐久性を発揮します。 - むし歯予防に優れる
e-maxの表面は滑らかで細菌が付着しにくいため、むし歯の再発リスクを低減することができます。また、金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配もありません。 - 長期間の使用に耐える
e-maxは経年変化に強く、変色や摩耗がほとんど起こらないため、美しさと機能性を長期間維持できます。
ハイブリッドとe-maxの比較
特性 | ハイブリッド | e-max |
---|---|---|
審美性 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
強度 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
硬さ | 約200MPa | 約500MPa |
耐久性 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
むし歯予防性 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
コスト | 比較的安価 | 高価 |
NK dental TOKYOの取り組み
NK dental TOKYOでは、患者様に長期的に安心してお使いいただける治療を提供するため、ハイブリッド材料は使用せず、e-maxを採用しています。
e-maxの加工は難しく、専用の設備と技術を必要とします。当院では最新の設備を完備しており、患者様の負担を軽減するために、一回の来院でe-maxを加工し、歯に装着することが可能です。このような1回の来院でセラミック治療が完了するが可能な医院は非常に限られており、当院の大きな強みとなっています。
また当院は治療した歯を長く安心してお使いいただくお使いいいただくために、すべての治療において歯科用顕微鏡を使用し、むし歯の取り残しや治療の不備を防ぐため丁寧な治療を行っております。
審美性と機能性を兼ね備えた高品質な治療をお求めの方は、ぜひNK dental TOKYOにご相談ください。
結論
ハイブリッドはコストを抑えたい場合や短期間の使用を目的とする場合に適した選択肢です。一方で、e-maxは審美性、強度、耐久性、そしてむし歯予防効果において優れており、長期的な満足感を得たい方にお勧めです。
当院では患者様一人ひとりのご要望やライフスタイルに合わせて最適な材料を提案しております。もし詰め物や被せ物についてお悩みがありましたら、ぜひNK dental TOKYOにご相談ください。皆さまの笑顔をより美しく、いつまでも美味しくお食事を楽しめるようお口の健康をサポオートさせていただきます。
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